読書のすすめ

本学附属図書館では、利用率を向上させるべく、生協とタイアップして読書マラソンを実施しています。4年間の在学中に100冊の本を読もうというもので、平均して1年に25冊、1月に2冊強のペースで本を読むことになります。ミステリーやハウツー本等を含めれば、ちょうど良いペースかもしれません。(大作をこのペースで読むのは、ちょっときついなあ)

いくら読書を勧めても本になじみのない学生にすれば「いったいどんな本を読めばよいの?」といった反応が返ってくるだろうということで、本学教員によるブックガイドが図書館のウェブ上で公開されています。

この度その原稿の依頼があり、次のような推薦文を書きましたので、ご紹介します。

  • 若い人にすすめる本

    書名:梶井基次郎全集 全一巻(ちくま文庫)
    著者名:梶井基次郎
    出版社:筑摩書房
    出版年:1986
    【薦める理由など】
     梶井の『檸檬』を最初に読んだのは高校生の頃。当時は全く理解することができず途中で投げ出した。大学生になったある日、どういう訳か再びそれを手にすることになった。そのとき受けた強い印象は今も忘れることができない。得体の知れない焦燥感を主人公と共有している気分になるのがとても心地よかった。もし皆さんにも以前読んで理解できなかった作品があったなら、もう一度読み直してみてはどうだろう。自分が成長した分、違った読み方ができるはずである。もしかすると、一生付きあう作品に巡り会えるかもしれない。

  • 研究者として推薦する本
    書名:物理学とは何だろうか 上・下(岩波新書)
    著者名:朝永振一郎
    出版社:岩波書店
    出版年:1979
    【薦める理由など】
     ノーベル物理学賞受賞者・朝永振一郎の遺稿となった作品である。十六世紀から二十世紀初めまでの古典物理学の発展が、極めてやさしい言葉で、語りかけるように記述されている。特に、熱力学の確立を解説しつつ、科学と技術との関わりについて我々に考えさせてくれる第Ⅱ章は圧巻である。科学技術に関わる全ての学生に薦めたい。
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